父親譲りの左派 弁護士出身、巧みな交渉術 ロドリゲス暫定大統領・ベネズエラ

【サンパウロ時事】ベネズエラで米国の軍事作戦により拘束された反米マドゥロ大統領に代わり国のトップとなったロドリゲス暫定大統領(56)は父親譲りの左派政治家で、マドゥロ氏の「側近」として苦境に陥った経済の再建に手腕を発揮した。 弁護士出身で巧みな交渉術で知られ、トランプ米政権は「協力相手」として期待を寄せる。 元活動家の父の下で育ち、左派思想に早くから親しんだ。大学で法律を専攻した後、欧州に留学。労働法の弁護士を務めた後、反米左派チャベス前政権の下で公職に就いた。父は親米派政権下で米国の実業家を誘拐した疑いで逮捕され、当局による拷問の末に獄中死。こうした経緯から反米政権で公務に従事することを「個人的な復讐(ふくしゅう)」と位置付ける。 マドゥロ政権で外相や通信相を歴任し、2018年に副大統領に昇格。前政権下の放漫財政がたたりハイパーインフレに見舞われたが、財政支出削減や融資制限など伝統的な手法で対処した。 米メディアによると、ベネズエラの石油利権確保に関心を寄せるトランプ政権は、エネルギーを管轄する閣僚も務めてきたロドリゲス氏の実績を評価。米国の退陣要求を無視するマドゥロ氏を見限り、作戦実施を決めた。 ロドリゲス氏は4日、「米国との連携」を呼び掛けるメッセージをSNSに投稿し、国際社会に広がった動揺の収拾に意欲を示した。

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