大阪府岸和田市で、男が車で警察官に突進しボンネットに乗せたまま走行した事件で、逮捕された男が、蛇行運転や急ブレーキで警察官を振り落とそうとしたとみられることがわかりました。 警察官に誘導される1台の白い車。突如スピードをあげると、警察官はボンネットにしがみつく形に。フロントガラスを叩く警察官を乗せたまま、走り去ります。 警察官が振り落されたあと、車は隣町に移動。 その防犯カメラの映像には、車を乗り捨てた直後の容疑者とみられる男が映っていました。 きのう(8日)、逮捕された無職の久保泰範容疑者(40)。警察官を殺害しようとした疑いが持たれています。 事件現場となったのは、南海電鉄・岸和田駅前の商店街です。久保容疑者は、車で商店街の南側から進入すると、警察官に突進。その後、警察官を乗せたまま700mにわたり暴走しました。防犯カメラは、犯行の詳細を捉えていました。 車両の通行が禁止されている時間帯に、車でアーケードに進入した久保容疑者。 途中、商店街を歩く人たちとぶつかりそうになる場面も。子どものような小さな人影が、驚いたように車を避ける様子も見て取れます。 その後、スピードをあげて直進。交通違反の取り締まりをしていた警察官が見つけ、窓を開けた久保容疑者に話しかけると、車を端に寄せるよう指示します。久保容疑者は、車を一度止めた後、誘導される形で、再び車を動かし始めます。 車の周りには複数の警察官がいましたが、次の瞬間!! 車を一気に加速させ、道路をふさごうとした警察官に構うことなく、加速を続けます。 ボンネットにしがみついた警察官は、フロントガラスを叩きますが、久保容疑者はスピードを緩めることなく、警察官をボンネットに乗せたまま、逃走していきました。 逃走した方向にある別の防犯カメラには、逃走したとみられる車が、激しいエンジン音を響かせながら猛スピードで走り過ぎる様子が。 ボンネットに人が乗っているようにも見えますが、かなりのスピードがあり、はっきりとは確認することができません。 久保容疑者は、その後、住宅街の中で右折や左折を繰り返した上、急ブレーキをかけるなどしていたことが、新たに明らかになりました。 約700メートルにわたり車にしがみつき、振り落とされた警察官は、両手と両ひざに打撲や擦り傷などのケガをしたということです。 久保容疑者は、隣の貝塚市内に移動。空き地に乗り捨てられている車が発見されました。逃走していた久保容疑者は無免許で、泉南市内に潜伏していたところを逮捕されましたが、警察の調べに対し… 久保 容疑者 「ボンネットに警察官が乗っていることをわかりながら車を走らせたのは事実ですが、殺意はありませんでした」 警察は、蛇行運転を繰り返し、警察官を振り落そうとしたとみて捜査するとともに、車を乗り捨てたあとの行動についても調べています。