テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)の大越健介キャスターは28日夜の放送で、東大大学院の「日本化粧品協会」との共同研究をめぐり、大学院医学系研究科の教授が収賄容疑で逮捕された事件を踏まえ、教授が調査に語ったとされる内容を紹介しながら「常識から勉強し直していただく必要がありそうです」と、バッサリ切り捨てた。 今回の事件をめぐっては、医学系研究科教授の佐藤伸一容疑者(62)が24日、収賄容疑で逮捕された。医学部付属病院の皮膚科長を務めたこともある。大学側は26日付で懲戒解雇とした。番組では、28日に行われた藤井輝夫学長の記者会見を詳報。東大では、医学部付属病院の医師らの収賄事件が昨年から相次いでおり、一連の不祥事を受けて、27日付で田中栄病院長が引責辞任している。 佐藤容疑者をめぐっては、便宜を図った見返りに、性風俗店や高級クラブで計180万円相当の接待を受けた疑いが持たれている。大越氏は、「(官民の共同研究は)研究の成果を最大限引き出すというメリットが語られますが、ともすると、癒着の温床となりかねない面もあります」と指摘。その上で、「逮捕された元教授は調査に、接待を受けた外形的な事実は認めながらも、『お友達としての飲食だった』としたということです」と述べた上で、「何に使うにしても、友達付き合いなら普通は割り勘でしょという常識から、勉強し直していただく必要がありそうです」と、皮肉をまじえて指摘した。