笑顔が印象的な新井貴浩監督から笑顔が消えた。 各地でプロ野球の春季キャンプが始まった2月1日、広島も例年通り、宮崎県日南市でキャンプインした。歓迎式からチーム全体でのウオーミングアップと、見慣れたはずの光景がいつもとは違う。キャンプイン直前、所属する選手が違法薬物を使用したとして医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕され、ピリピリとした空気が流れている。新井監督が初日に表情を緩めたのは、地元園児たちから花束を受け取ったときくらい。異様なムードの中、2026年の広島は動き出した。 今年の広島は「結果を残した者を使う」という、競争原理に立ち返った方針を打ち出した。レギュラーが確定しているのは昨季2冠の小園海斗と、昨季チーム打撃2冠で来日2年目のファビアンのみ。監督をはじめ首脳陣は、「横一線」と強調する。