北海道室蘭市などの飲食店や建設会社が暴力団員からしめ飾りを高額で購入したとして、北海道公安委員会は、北海道暴力団排除推進条例に基づき、14の事業者に対し、暴力団に利益を与えないよう勧告しました。 警察によりますと、室蘭市などの14の事業者は、2023年12月ごろ、暴力団員からしめ飾りや門松を通常の2倍から3倍の価格で購入していて、暴力団の資金源になっていたとみられています。 室蘭市などでは、今年、これまでに同様の勧告を受けた業者が合わせて27業者にのぼり、暴力団が地元業者から「みかじめ料」として金品を受け取っていたとみられています。 北海道警は今年5月以降、恐喝未遂の疑いで暴力団員2人を逮捕。 その関係先を家宅捜索した際、しめ飾りの販売リスト約70業者分を押収したということです。