特殊詐欺容疑で男女6人逮捕 暗号資産で資金洗浄する「相対屋」か

携帯電話のIDが悪用されているなどとうそを言って金をだまし取ったとして、神奈川、岐阜両県警の合同捜査本部は、無職福井かおり容疑者(49)=兵庫県姫路市=ら男女6人を詐欺容疑で逮捕し、4日発表した。認否を明らかにしていない。両県警は、6人が特殊詐欺の被害金を暗号資産に換える手法で、数億円分の資金洗浄を繰り返していたとみて調べる。 神奈川県警暴力団対策課によると、6人は何者かと共謀して2022年8~9月、通信会社職員になりすまして、岐阜県内の60代会社員男性に「携帯電話のIDが悪用されて損害が出ている。損害賠償を支払わなければならない」などとうそを言い、18回にわたって計1550万円をだまし取った疑いがある。 被害金は16の口座などに移されて暗号資産に交換され、今回逮捕した6人によってさらに別の暗号資産に換えられていたと、両県警はみている。これらの口座を通じ、他に数十人分の詐欺の被害金数億円が、暗号資産に換えられた可能性があるという。 両県警は、6人が犯罪の被害金を暗号資産に換えるなどして資金洗浄する「相対屋」と判断。福井容疑者が指示役から指示を受け、残りの5人に依頼して資金洗浄を繰り返したとみて捜査している。(中嶋周平、奥田薫子)

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