【AFP=時事】イランのアッバス・アラグチ外相は8日、米国側との交渉でウラン濃縮を放棄することは決してないと明言し、米国との戦争という脅威にも屈しないと強調した。 米国がイランによる反政府抗議デモ参加者への弾圧に介入することを示唆する中、イラン当局は8日、反政府的言動を理由に著名な改革派3人を逮捕した。またデモ前に拘束されていたノーベル平和賞受賞者の人権活動家ナルゲス・モハンマディさんに対し、国家安全保障に損害を与えた罪で重い拘禁刑を科している。 アラグチ氏はテヘランで開催されたフォーラムで、イランは米国をほとんど信用しておらず、米側が再開された交渉を真剣に受け止めているか疑わしいと語り、中国とロシアという「戦略的パートナー」と協議しているとも述べた。 アラグチ氏は「われわれが濃縮にこれほどこだわり、戦争を押し付けられようとも放棄しないのか。それは、誰にもわれわれの行動を指図する権利がないからだ」と話した。 また、米原子力空母「エイブラハム・リンカーン」がアラビア海に停泊していることに触れつつ、「彼らの軍事展開はわれわれを怖がらせるものではない」とも述べた。 両国は6日、米国とイスラエルが昨年6月にイランを攻撃してから初めてオマーンでの交渉を再開している。 中東で唯一核兵器を保有しているとされるイスラエルや欧米諸国は、イランが核兵器取得を目指していると主張しているが、イランはこれを否定している。 アラグチ氏は「彼らはわれわれの原爆を恐れているが、われわれは原爆を求めていない。われわれの『原爆』とは、大国に『ノー』と言う力だ」と話している。【翻訳編集】 AFPBB News