女性殺害・遺棄か 無罪主張 “黙秘の男”別荘で何があった

20代の女性を殺害し遺棄したとされる男。これまでは黙秘を続けていましたが、法廷で口を開きました。 ■女性殺害 遺棄か 無罪主張 どこか一点を見つめて、カメラの前に現れた男。17日、法廷で殺人などの罪に問われた三瓶博幸被告(37 )です。 三瓶被告を知るペットサロンオーナー 「(被告のペットは)ボロニーズという白くてふわふわのワンちゃん。この辺に(同じ犬種を)飼っている人は恐らくいない、ペットショップでも見掛けない」 ペットサロンでも珍しい種類の犬を飼っていて…。 三瓶被告を知る人 「驚くくらい英語力があるのに全くそれを出さなかった。たぶん彼はアメリカの工業系の大学なんです。お父さんもそういった技術指導だから、同じような道を歩きたいと思ったんだと思います」 アメリカの大学を卒業し、ワクチン開発などに携わっていたという三瓶被告。 関与したとされるのは、当時23歳の女性が殺害され、茨城の山林に遺棄された事件です。 被害女性を知る人 「可愛くてスラッとしてさわやかな感じ、笑顔が印象ある。手錠はめられて、どういうふうに殺されたか、ひどすぎるよね」 被害者が手錠をはめられていた、というこの事件…。 検察側 「Aさんが最後に生存しているのが確認されたのは被告の別荘」 検察側が被告の別荘が犯行現場であると主張する一方で、弁護側は…。 弁護側 「三瓶さんは捜査当局に自分の言い分を全く聞いてもらえず逮捕、起訴されました」 別荘で起きた出来事を巡って、法廷では主張が真っ向から対立しています。 ■“黙秘の男”別荘で何があった まずは、事件発生当時の経緯を整理します。 警視庁が茨城県常陸太田の山林で女性の遺体を発見したのは2022年の6月。死亡していたのは、現場から130キロ以上離れた東京・文京区在住の女性Aさんでした。 Aさんは自宅を出た後、家族と連絡が取れなくなり、およそ2週間、行方不明になっていました。その後、Aさんの死体を遺棄した容疑で逮捕されたのが三瓶被告です。 殺人などの罪で起訴された被告は、今月17日の初公判で…。 三瓶博幸被告 「すべて間違いです」 被告が真っ向から否定した「事件当日の流れ」を確認します。 これまでの取材によると、被告が犯行に及んだとされるのは女性と待ち合わせをした当日でした。自宅を出た女性はその後、三瓶被告とSNSでやり取りをしていたことが確認されています。 三瓶博幸被告 「今どの辺にいます?この辺に来て下さい」 被告は女性とJR水戸駅の北口で待ち合わせ、車に乗せて、現場の別荘へ向かったということです。 検察側 「AさんはJR水戸駅に電車で来て、被告が自動車で迎えた」 検察によると、Aさんと被告はSNSを通じて出会い、直接会うのはこの時が2回目でした。 検察側 「Aさんが最後に生存しているのが確認されたのは被告の別荘。Aさんは被告の別荘に行ってからも友人とLINEをしていたが、それが途中から返信がなくなった」 検察は、Aさんの生存が最後に確認されたのは被告の別荘だったことから、犯行が可能だったのは三瓶被告しかいないと指摘しています。 検察側 「Aさんが遺棄された山林は被告の別荘から4キロメートルくらい。被告は車の荷台に乗せていき遺棄した。被告の車のドライブレコーダーに山林付近に行き来しているのが残っている」 また、捜査関係者への当時の取材によると、被告のスマートフォンに別荘とみられる場所で手錠をかけられている被害者の画像が見つかっていました。 法廷ではAさん母親の言葉が読まれました。 Aさんの母親 「Aが言い出しディズニーに誘ってくれた。私もその日のために有給を取得予定だった。また、Aは大きなぬいぐるみを買うのを楽しみにしていた。しかし、Aにはその月曜日は来ませんでした」 さらに被害者の母は事件当日の娘について…。 検察 「当日変わった様子は?」 Aさんの母親 「ありませんでした」 検察 「ラインはどう?」 Aさんの母親 「朝は既読がついていたが、その後、私が一方的に送る形に。最初は私だから無視しているのかなと思っていたが長女も連絡が付かない。どんどん不安になっていきました。事件や事故に巻き込まれていないか不安が強くなった」 家族は行方不明者届を出していましたが、Aさんは山林で遺体となって見つかりました。親子でテーマパークに行く約束が果たされることはありませんでした。 一方の弁護側は。 弁護側 「10人の真犯人を逃すとも1人の無辜(むこ)を罰するなかれ。冤罪(えんざい)を防止する、無実の人を罰してはいけないと言う意味の言葉です」 三瓶被告の無罪を主張しています。 弁護側 「Aさんを殺した直接証拠、遺体を運んで遺棄した直接証拠は1つもありません。法医学者は死因について『不詳』とする診断を出しています。三瓶さんに少しでも『違うんじゃないか』という思いがよぎったら有罪にしてはいけません」 弁護側は直接的な証拠がないと指摘しています。 ■別荘持ち留学も“男の経歴” 神奈川で暮らしながら、茨城に別荘を所有する三瓶被告はどのような人物なのでしょうか。 三瓶被告を知るペットサロンオーナー 「三瓶様?いつもお父さん(被告本人)が連れてきたので覚えている。名字が珍しい、犬種も珍しいので覚えている」 これは、被告を知る人への当時の取材です。 三瓶被告を知るペットサロンオーナー 「(飼い犬の)トリミングで来ていた。ボロニーズという、白くてふわふわのわんちゃん。この辺に(同じ犬種を)飼っている人はおそらくいない。(会計では)スマートにお支払いいただく感じ」 「(Q.雰囲気としては)明るいか暗いかと言われたら暗いほう」 高校ではトランポリン部に所属し、インターハイに進んだという三瓶被告。大学時代はアメリカで過ごしたそうです。 三瓶被告を知る人 「多分、彼はアメリカの工業系の大学です。お父さんもそういった技術指導だから、同じような道を歩きたいと思ったんだと思う。学力、語学力があるから、多分、卒業まで頑張れたんじゃないかなと」

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