英国の前駐米大使、逮捕 エプスタイン氏に機密情報提供した疑い

ロンドン(CNN) 英ロンドン警視庁によると、英国のピーター・マンデルソン前駐米大使が23日、公務上の不正行為の疑いで逮捕された。 マンデルソン氏は閣僚時代に、性犯罪で起訴され勾留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏に市場に関わる機密情報を渡したとして告発されている。 エプスタイン氏の捜査に関する一連の文書が最近公開されたことを受け、マンデルソン氏は今月に入り労働党を離党。同じ週に英国議会の上院にあたる貴族院議員も辞職していた。 マンデルソン氏は、昨年9月にスターマー首相によって駐米大使を解任された。その前に公開されたエプスタイン関連文書には、同氏がエプスタイン氏の50歳の誕生日に送った手書きのメモの中で、エプスタイン氏を「親友」と呼んでいたことが記されていた。 マンデルソン氏をめぐるスキャンダルは、スターマー氏の首相の座を揺るがす恐れがある。政権では首席補佐官が辞任し、労働党幹部からはスターマー氏の辞任を求める声が高まっている。 マンデルソン氏は、最新の疑惑について公に発言していない。同氏は以前、エプスタイン氏との関係について謝罪している。 マンデルソン氏は、そのマキャベリ的な手腕から政界で「闇の王子」として広く知られ、1980年代に労働党の広報責任者に就任した。グローバリズムと資本主義を支持する「ニューレイバー」計画を推し進め党を変革。結果としてトニー・ブレア党首のもと97年の総選挙を圧勝に導いた。

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