「無礼で傲慢、尊大な男」アンドルー元王子に関する文書、英政府が公開へ

【AFP=時事】英国政府は24日、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告のスキャンダルが英国のベテラン政治家の逮捕で拡大したのを受け、アンドルー元王子の過去の貿易特使としての役割に関する文書を公開すると表明した。 米司法省が先月エプスタイン元被告の捜査に関する資料「エプスタイン・ファイル」数百万点を開示したことで、英国の王室と政界に波紋が広がっている。 キア・スターマー首相率いる中道左派・労働党政権に対しては、アンドルー元王子とピーター・マンデルソン前駐米大使に関する文書を公開するよう求める圧力が強まっている。アンドルー元王子と前駐米大使は現在、警察の捜査対象となっている。 クリス・ブライアント閣外相は議会で、アンドルー元王子が2001年から2011年まで務めた貿易特使の任命に関する審査用書類を政府が公開すると述べた 第3党の中道左派・自由民主党が、26年前のトニー・ブレア政権(労働党)時代に成立したがほとんど活用されていない、閣僚に文書を開示させることを目的とした議会の仕組みを活用したことを受けた措置。 ブライアント氏が、文書の公開はエプスタイン元被告の被害者に対する「最低限の義務」だと述べ、アンドルー元王子は「無礼で傲慢、尊大な男」だと付け加えた。 自由民主党のエド・デービー党首は、アンドルー元王子とエプスタイン元被告の関係、そして24日早朝に保釈されたマンデルソン前駐米大使とエプスタイン元被告の関係は「わが国の汚点だ」と述べ、「透明性という消毒剤を使って、この汚点を拭い去らなければならない」と訴えた。 アンドルー元王子が貿易特使に任命された当時、マンデルソン前駐米大使は当時のブレア政権の重鎮で、メディア操作の手腕から「闇の王子(プリンス・オブ・ダークネス)」と呼ばれていた。 アンドルー元王子の伝記作家アンドルー・ローニー氏はAFPに対し、ブレア氏とマンデルソン前駐米大使が「アンドルー元王子の貿易特使任命を推し進めた」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News

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