大麻で摘発の少年、過去最多1373人 「興味本位」が落とし穴に

警察庁は26日、2025年に大麻事件で摘発された20歳未満の少年は前年より245人(21・7%)増の1373人で、統計がある1990年以降で最多となったと発表した。うち173人が、24年施行の改正法で罰則対象になった大麻の「使用」で摘発された。 大麻事件での少年の摘発は増加傾向にあり、16年の210人から、この10年で6・5倍になった。 SNS上では隠語で大麻の売買を持ちかける投稿があり、警察庁は「年齢が低いほど興味本位で安易に手を出す傾向がある」とみている。 25年の内訳は、有職少年が前年比55人増の624人▽高校生が108人増の313人▽無職少年が57人増の283人――の順に多かった。大学生は8人増の62人、中学生は2人増の28人だった。 違反別では、使用のほかは、所持が97人増の1121人、譲渡・譲り受けが7人減の50人などだった。 摘発された少年に警察庁が使用実態を調査したところ、初めて使用したきっかけは「誘われて」が64・3%に上り、「自分から求めて」が26・5%で続いた。 大麻事件は近年、大学の運動部で相次いで発覚している。25年8月には、当時19歳の少年を含む国士舘大柔道部員2人が麻薬取締法違反の疑いで逮捕された。 また、少年がオンライン上での犯罪に関与するケースも目立つ。25年にオンラインカジノでの賭博で摘発・補導された少年は、前年比24人増の27人となり、うち中高生が21人だった。 オンラインカジノでの賭け金を得るため、男子中学生がインターネット掲示板で女子大学生になりすまし、男性から288万円をだまし取ったとされる詐欺事件もあった。 不正アクセス禁止法違反では、摘発された全年齢の248人(暫定値)のうち、少年が32・7%の81人を占め、そのうち58人が中高生だった。【深津誠】

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