認知症の母親を階段から引きずり下ろして頭にけがをさせたとして、警視庁杉並署は1日、東京都杉並区成田東1の職業不詳、佐藤尚容疑者(64)を傷害容疑で逮捕した。母親の重子さん(94)はその後に意識が薄れ、搬送先の病院で死亡した。 杉並署によると、佐藤容疑者は重子さんの介護をしており、2人暮らし。午前1時45分ごろに自ら「母親の意識がもうろうとしている」と119番。重子さんの体にあざがあり「以前も手を出したことがあった」と話したため、救急隊員が110番した。 逮捕容疑は1日未明、重子さんを自宅2階から階段を引きずり下ろして後頭部を強打させ、けがをさせたとしている。「母親が便を漏らし、寝室から風呂場に早く連れて行きたかった。引きずったが暴行するつもりはなかった」と供述しているという。 杉並署は死因を調べ、容疑を傷害致死に切り替えることも検討する。【北村秀徳】