塾帰り小学4年、見知らぬ男に刺される 女児刺傷から18年 兵庫県たつの市、情報求め署員らビラ配布

兵庫県たつの市新宮町で2006年、当時小学4年生だった女児が男に刃物で刺され重傷を負った殺人未遂事件は9月28日、発生から丸18年を迎えた。いまだ容疑者の逮捕には至っておらず、たつの署員ら10人が現場近くのスーパー2店舗で計300枚のビラを配り、情報提供を呼びかけた。 事件は06年9月28日午後6時20分ごろ、同市新宮町新宮の路上で発生。塾帰りの女児が見知らぬ男に胸など数カ所を刺された。女児は傷の一部が臓器に達する重傷を負ったが、その後回復した。 近くの防犯カメラに写っていた男は当時20~40歳で身長165~175センチ。黄色いマスコットが付いた濃紺か黒のリュックサックを背負っていた。現場から北西方向に徒歩で逃走したが、周囲に防犯カメラが少なく、その後の足取りは分かっていない。 同署によると、事件後には約400件の情報提供があった。昨年にも2件の情報が寄せられたが、今年は1件もないという。同署刑事課の金本悠課長は「うわさやまた聞き、どんなささいな話でも構わないので連絡してほしい」と話した。同署TEL0791・63・0110 (西竹唯太朗)

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