電車内で寝ている女性から現金やクレジットカードを盗んだなどとして、警視庁捜査3課は6日、窃盗の疑いで、住所不定、無職の井村優太容疑者(27)を逮捕した。盗んだカードで加熱式たばこを購入したとして詐欺容疑で、住所不定、無職の砂子坂勇人容疑者(22)を逮捕した。いずれも容疑を否認している。 捜査3課によると、2人は窃盗グループのメンバーで、井村容疑者がリーダーで、砂子坂容疑者は盗品の処分役。グループは昨年5月から、複数人で東京・渋谷と六本木の繁華街や電車内で寝ている人を狙い、スマートフォンなどが盗まれた窃盗事件約30件に関与したとみられるという。 メンバーは、盗んだスマホのSIMカードを抜いて自らのスマホに移し替え、カード会社のアプリなどに不正アクセスして暗証番号を得ていたとみられ、捜査3課は全容解明を進める。 井村容疑者の逮捕容疑は令和7年12月15日夜、何者かと共謀してJR中央線の中野-東京間を走行する電車内で、女性(62)のトートバッグから現金2万5千円と財布など10点(時価計約7万円相当)を窃取。16日にも新宿区内のコンビニエンスストアで、財布にあった女性のクレジットカードなどを使い、ATMから複数回にわたり現金計約186万円を引き出したとしている。