NHK党の立花氏、自己破産の手続き開始決定 兵庫県知事選巡る名誉毀損訴訟2件、中断の可能性も

政治団体「NHKから国民を守る党」(NHK党)の立花孝志氏=名誉毀損罪で起訴=は11日、自己破産手続きの開始決定を受けたと、自身のホームページ(HP)で公表した。これにより、2024年11月の兵庫県知事選を巡る名誉毀損訴訟2件が、長期間中断する可能性が出ている。 同訴訟の原告代理人を務める石森雄一郎弁護士は「破産手続きが終わるまで、2件とも(審理が)1年以上ストップする可能性がある」としている。 HPによると、立花氏は3月4日に自己破産を申し立て、東京地裁が同11日に手続き開始を決定した。個人の債権者は約240人で、届け出債権の総額は約12億4400万円。一方、個人資産は約1500万円前後とされ、確定申告に伴い同額以上の所得税を納める必要があるため「現時点で配当可能な財源がございません」と説明している。 NHK党については破産ではなく私的整理で対応する方針で、党の債権者数は約160人、届け出総額は約2億3千万円。党には約2300万円の現預金があるとした上で、債権額に応じた和解案を債権者に個別提示するとしている。 立花氏は24年11月の兵庫県知事選に、斎藤元彦知事を応援する目的で立候補し「2馬力選挙」を展開した。死亡した竹内英明元県議への名誉毀損容疑で逮捕され、その後、同罪で起訴されている。 また、知事選期間中の街頭演説での発言が名誉毀損に当たるとして、兵庫県議の丸尾牧、奥谷謙一両氏がそれぞれ提訴。丸尾県議の訴訟では今年1月、神戸地裁尼崎支部が「デマを用いてでも世論を誘導する意図があった」と認定し、立花氏に330万円の支払いを命じた。立花氏は控訴している。

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