元大阪府知事で大阪市長も務めた弁護士の橋下徹氏(56)が18日、フジテレビ系「旬感LIVE とれたてっ!」に生出演し、法人税など計約1億5700万円を脱税したとして、法人税法違反などの罪に問われた広告代理業「Solarie(ソラリエ)」(東京都渋谷区)と、社長の黒木麗香被告(38)の初公判を受け、法的観点から解説した。 被告は「宮崎麗果」の名義で、交流サイト(SNS)で美容系インフルエンサーとして活動している。東京地裁でこの日、開かれた初公判で、黒木被告は起訴内容について「間違いありません」と認めた。 起訴内容によると、黒木被告は架空の業務委託費を計上するなどして、2021年1月期と、23、24年1月期の計3年間に所得約4億9600万円を隠し、法人税約1億2600万円を脱税。22年2月~24年1月、消費税約3100万円を免れたとしている。この事件でともに逮捕、起訴された別会社の役員北島義彦被告(52)を通じ、相羽友介被告(44)に作成させた虚偽の領収書を用いて架空の業務委託費を計上し、脱税を繰り返していたという。 橋下氏は「(額は)大きいですね。裁判次第ですけど、実刑になる可能性も当然あります」と見通した。 宮崎被告はSNSなどで、派手な生活ぶりを発信するなどしていた。MCのフリーアナウンサー青木源太からは、「一般的に派手な生活を発信していると、国税からチェックを受ける可能性は高くなるんですか?」と問われた。 橋下氏は「派手な生活というよりも、確定申告を見れば、税務署はプロですから、おかしいなということは分かる」と解説。「AIを使っていますのでね。ちょっとこれはおかしいなというのをピックアップしながら、税務調査で見ていくことに凄く合理化しています」とも明かした。 経費などの認識について、事業者が税務署とやりとりするケースはあるが、橋下氏は「脱税というのはそれとは別ですからね。完全に架空の領収書とかを使うというのは、全く別なので」と、悪質性を指摘。「これは厳罰に近い形にはなるんじゃないですかね」と見通しを語った。 タレント眞鍋かをりからは「量刑にどう関わってくるというのは、金額だけじゃなくて、やり方とかも左右するんですか?」と問われた。 橋下氏は「基本は金額です」と返答。5億円という所得隠しの規模については「企業となると、10億単位とかはありますからね。個人では、1億5000万というのはかなり大きいですね」と説明した。