小学館、第三者委員会を設置 『マンガワン』問題受け「客観性・公正性を確保した調査が必要」【報告全文】

小学館が19日、公式サイトを更新。漫画アプリ『マンガワン』に連載されていた『常人仮面』原作者・山本章一氏の起用問題などを踏まえ、第三者委員会の設置を決議したと伝えた。 同社をめぐっては、2月27日に漫画アプリ『マンガワン』が、連載作品『常人仮面』(原作:一路一、イラスト:鶴吉繪理)原作者の起用問題について声明を発表。サイトでは「『常人仮面』配信停止に関するご説明とお詫び」の声明文で「『常人仮面』につきまして、原作者の起用判断および確認体制に問題があったため、配信を停止し、単行本の出荷を停止いたしました。原作者の一路一氏は、『堕天作戦』の作者である山本章一氏と同一人物です」と報告。 漫画の配信停止、コミックスの出荷停止になった経緯は「2020年に、山本氏が逮捕・略式起訴され罰金刑を受けたことを踏まえ、『堕天作戦』の連載を中止いたしました。しかしながら、2022年に、マンガワン編集部は、一路一名義の原作で新連載『常人仮面』を開始いたしました。本来であれば原作者として起用すべきではありませんでした。何よりも被害に遭われた方に対し、心よりお詫び申し上げます。編集部として責任を重く受け止めております」と説明し、「本件により、読者の皆様、『常人仮面』作画の鶴吉繪理先生や寄稿いただいている作家の皆様、ならびに関係者の皆様に、多大なご心配とご迷惑をおかけしておりますことについて、深くお詫び申し上げます。マンガワン編集部」と謝罪していた。 ■報告全文 弊社は、2026年3月19日開催の臨時取締役会において第三者委員会を設置することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。 1 第三者委員会の設置目的 2026年2月28日付けでお知らせしましたとおり、マンガワン編集部において『堕天作戦』の作者が児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の罪で逮捕・略式起訴され罰金刑を受けて連載を中止したにもかかわらず、別のペンネームに変更して、新連載『常人仮面』の原作者として起用していたことが判明しております(以下「本事案」といいます)。弊社は、この事実を重く受け止め、客観性・公正性を確保した調査が必要と判断し、第三者委員会を設置することといたしました。 2 第三者委員会への調査委嘱事項 (1) 本事案に関する事実関係の解明 (2) 本事案に類似する弊社役員・従業員が関与する問題事象の有無の確認(同年3月11日付けでお知らせした2018年に弊社従業員が取引先の従業員に対して行った問題行為を含みますが、これに限りません) (3) 本事案が発生した原因の分析と再発防止に向けた提言 (4) その他第三者委員会が必要と認めた事項に関する調査 3 第三者委員会の構成 委員長: 伊丹俊彦 (弁護士、WIN法律事務所、元大阪高等検察庁検事長) 委 員: 福原あゆみ (弁護士、長島・大野・常松法律事務所) 委 員: 辺誠祐 (弁護士、長島・大野・常松法律事務所) 4 今後の対応 弊社は、第三者委員会による調査に全面的に協力して参ります。また、第三者委員会の調査の結果、明らかとなった事実関係等につきましては、関係者のプライバシー権等の侵害にならない範囲で公表し、必要な対策を講じていく予定です。 小学館

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