三菱UFJ銀行の支店の貸金庫から顧客の金塊や現金を盗んだとして、窃盗罪に問われた元行員の山崎(逮捕時は今村)由香理被告(47)の控訴審判決で、東京高裁(田村政喜裁判長)は24日、懲役9年とした一審・東京地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。 一審判決によると、被告は外国為替証拠金取引(FX)などで重ねた借金を穴埋めするため、2023年3月から24年10月、勤務先の貸金庫から顧客の金塊29個(時価総額計約3億3千万円相当)や現金約6千万円、旅行券50枚(計25万円分)を盗んだ。量刑が重すぎるとして被告側が控訴した。 今月5日にあった控訴審の第1回公判で、被告は一審判決を「大変重く受けとめている」とする一方、「社会復帰するにあたり、懲役9年という先の見えない不安に駆られている」と述べていた。(森下裕介)