鹿児島県警情報漏えい「盗撮事件」の証拠開示決定 地検は…

おととし、情報漏えいの罪で逮捕・起訴された鹿児島県警の元生活安全部長の裁判を巡る動きです。 被告の男が「当時の本部長が枕崎警察署での盗撮事件を隠ぺいした」と主張する中、鹿児島地裁は、被告側が求めていたこの事件の証拠を開示する決定を出しました。鹿児島地検はあす27日までに不服を申し立てるか判断します。 この事件は、県警の元生活安全部長・本田尚志被告が、警察の内部情報を記者に漏らしたとして、国家公務員法違反の罪に問われているものです。 本田被告が記者に送った文書には、当時公表されていなかった枕崎警察署の署員による盗撮事件などが書かれていて、本田被告は「当時の野川本部長が不祥事の隠蔽を指示した」とし、県警内部の不正を通報する「公益通報」だったと主張しています。 鹿児島地検はこの盗撮事件の情報漏えいについて、起訴内容に含めませんでした。 しかし、弁護側は「本田被告の動機の形成に重大な意味を持つ」として、鹿児島地裁に盗撮事件の証拠の開示を求めていました。 こうした中、本田被告の弁護人によりますと、鹿児島地裁はおととい、証拠の一部あわせて36点を開示するよう命じる決定を出しました。 そして、きょう26日、本田被告の弁護人と地検側の協議=公判前整理手続が行われました。 鹿児島地検はあす27日までに不服を申し立てるか判断します。 【キャスター】ここからは取材した記者とお伝えします。今回、本田被告の弁護側はなぜ、「枕崎警察署の署員による盗撮事件」の証拠の開示を求めたのでしょうか。 【記者】弁護側は盗撮事件が「本田被告の動機の形成に、重大な意味を持つ」と考えているからです。 この盗撮事件は、本田被告が生活安全部長だった2023年に起きたものでした。本田被告は捜査に着手しようとしたものの、当時の県警本部長が「最後のチャンスをやろう」「泳がせよう」と話し事件を隠蔽しようとしたため、「不祥事をまとめた文書を記者に送った」と主張しています。

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