「侵入できそうな場所探した」 事件当日は無断欠勤か 中国大使館侵入で逮捕の陸上自衛官

中国大使館(東京都港区)に侵入したとして、建造物侵入容疑で逮捕された陸上自衛隊3等陸尉、村田晃大容疑者(23)=宮崎県えびの市=が「約1時間前に大使館に着き、周りを1周して侵入できそうな場所を探した」と供述していることが26日、捜査関係者への取材で分かった。事件前の足取りも徐々に判明しており、警視庁は侵入を計画した経緯を調べる。 防衛省によると、村田容疑者は1月に陸上自衛隊の幹部候補生学校を卒業。同月28日にえびの駐屯地(同市)に配属され、榴弾砲の運用に関する業務を担当していた。事件前日の23日は休暇を取得していたが、24日は無断欠勤していたという。 捜査関係者によると、村田容疑者は23日昼に駐屯地を出て、新幹線や高速バスを使って同日夜に上京。都内の量販店で刃物を購入し、ネットカフェに宿泊していた。 大使館に侵入したのは、翌24日午前9時ごろ。その前に1時間ほど現場を物色し、大使館の敷地に隣接する建物の未施錠のエリアから、敷地境界の塀を乗り越えて侵入したとみられる。 村田容疑者は動機について「中国大使に面会して日本に対する強硬発言を控えてほしいと伝えるためだった」と説明。一方、持ち込んだ刃物については「意見が受け入れられない場合、自決しようとした」と話している。 警視庁によると、大使館職員が身柄を確保した際、刃物を携帯していなかった。村田容疑者が「植え込みに刃物を置いた」と話したことから、麻布署員が捜索して敷地内から見つけたという。 警視庁は26日、村田容疑者を送検した。

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