死亡の男、カウンセリング拒否 ストーカー加害者向け 池袋の女性刺殺・警視庁

東京都豊島区東池袋の商業施設でアルバイト春川萌衣さん(21)が刺殺された事件で、元交際相手の職業不詳、広川大起容疑者(26)=死亡=が事件前、ストーカー規制法に基づく禁止命令を受けた際、加害者向けのカウンセリングを拒否していたことが28日、警視庁への取材で分かった。 同容疑者は「もう近づきません」と話して禁止命令に署名しており、同庁は今回の事件に至った詳しい経緯を調べている。 同庁人身安全対策課によると、春川さんから「元彼が付きまとってくる」との相談を受け、昨年12月に八王子市の春川さん宅付近にいた広川容疑者をストーカー規制法違反容疑で逮捕。今年1月に同法に基づく禁止命令を出した。 同容疑者は「好きだった」「復縁したかった」と付きまといを認めた上で、「もう近づきません」と話し、書類に署名した。一方で、加害者向けのカウンセリングを受けるよう促されたが拒否。命令の翌日に略式起訴され、罰金80万円を納めて釈放された。 約2カ月後の今月26日夜、同容疑者は商業施設「サンシャインシティ」内にある「ポケモンセンターメガトウキョー」で勤務中だった春川さんを襲撃し自殺した。 捜査関係者によると、春川さんは刃物で十数回刺されたとみられる。現場には柄の部分にタオルやゴムが巻かれた果物ナイフのような刃物が1本残されていた。同容疑者が滑らないよう事前に準備した可能性があるという。

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