今年1月、島根県松江市で大型トラックで男子児童をひいて死亡させ、過失運転致死の罪に問われている男の裁判。 3月24日に行われた初公判で語られたこととは… 【前編】からつづく。 (※前編は関連リンクなどからご覧いただけます) 過失運転致死の罪に問われているのは、出雲市の元ドライバーで現在無職の男(50)です。 起訴状によりますと、男は今年1月23日午後4時過ぎ、松江市東出雲町錦新町の信号機のある交差点を大型トラックで左折する際、横断歩道の歩行者への注意義務を怠り、横断歩道を渡っていた小学生の男の子に気付かずに衝突させた後、左後輪でひいて脳挫傷を負わせ死亡させた罪に問われています。 事故後に男は現場から立ち去っていて、警察は過失運転致死の疑いで緊急逮捕。ひき逃げの容疑も加えて送検したものの、松江地検はひき逃げについては嫌疑不十分として不起訴処分とし、過失運転致死の罪で起訴しました。 3月24日に行われた初公判、法廷には男の妻が出廷。 弁護側の証人尋問では… ー事故後は何か具体的な行動、償いをした? 「お寺でお経をあげてもらっています」 ー夫の運転は今後どのように考えている? 「本人の考えに任せます。ただ運転するなら、事故のことを頭に入れて運転してほしいと思います」 その後、検察側から証人尋問が行われました。 ーなぜ、お経をあげてもらう、という償い方を? 「自分ができることをと思って…」 この発言に対し、男の子の父親は… ー自分の連絡先を教えたはずなのに奥さんから直接謝罪が一切ないのはなぜ? 「遺族本人と連絡を取っても良いかわからず、弁護士に相談していました」 ーそれは直接の謝罪は必要ないという判断? 「動こうとしましたが、連絡できませんでした」 ー事故現場には行った? 「1回も行っていません。辛くて」 つづいて、弁護側からの被告人質問に移りました。 ー安全確認はしなかった? 「はい」 ー”急いでいた”とあったがなぜ? 「当時トラックには、他の運転手の荷物も積んでいたため、会社に戻って荷物を振り分ける必要がありました。また、大阪に行かないといけなかったので、早めに帰りたいと思っていました」