医療保険大手CEO射殺事件で男のノートに「標的は保険だ」と犯行計画 身柄をニューヨークに移送

アメリカで医療保険会社CEOが射殺された事件で、逮捕・起訴された男のノートに「標的は保険だ」などと犯行計画が記されていたことが分かった。 今月4日、ニューヨークで「ユナイテッド・ヘルスケア」のブライアン・トンプソンCEOが射殺された事件で、逮捕・起訴されたルイジ・マンジョーネ被告は19日、ニューヨークに身柄を移送された。 捜査当局は、逮捕時にマンジョーネ被告が持っていたノートに、医療保険業界や裕福な幹部への敵意が具体的に記されていたと明らかにした。 8月には「標的は保険だ」と書かれていたほか、10月下旬には「あと1カ月半だ。投資家会議は思いがけない幸運だ」などと、犯行計画について記されていたという。 殺害されたトンプソン氏は当日、投資家会議で講演する予定だった。 マンジョーネ被告はニューヨークの「州法」で11の罪に違反したとして起訴されているが、FBI=連邦捜査局はこれとは別に19日、銃器を使用した殺人など、4件の「連邦法」に違反した疑いで訴追した。 連邦法では「死刑」に処することも可能になり、弁護側は1つの犯罪で重複して罪に問うことを禁止した憲法に違反すると争う見通し。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加