BTSも雨に濡れる… K-POPを育て上げた韓国の「国内にスタジアムがなさすぎる」という意外な盲点

K-POPを巨大産業に育て上げた韓国だが、自国のトップスターを立たせるために必要なステージが不足している。BTSでさえも、放置されていた築22年のサッカースタジアムでワールドツアーをスタートさせた。 4月9日にBTSがワールドツアー「ARIRANG」をスタートさせた会場は、この世界的グループが今後1年間でパフォーマンスすることになる輝かしい会場の数々とは程遠いものだった。そこはソウル郊外にあるサッカースタジアムで、すでに建設から数十年が経過し、屋根もない。その歴史の大半を赤字で運営してきた、4万人収容のスタジアムだ。 しかし、BTSの所属事務所は「ここしか選択肢がない」と言ってきたと、高陽総合運動場メインスタジアムでコンサートを統括する市職員パク・ジヘは語る。 この会場は、ある矛盾を浮き彫りにしている。韓国は自国の音楽産業を数十億ドル規模の巨大な存在へと成長させながらも、そのスターたちを迎え入れるための会場を充分に建設できていないのだ。その背景には、チケット需要の急増や資本コスト、土地不足、そして山積する訴訟や官僚的な障害がある。 こうなるはずではなかったのだ。高陽総合運動場の近くには、韓国初のコンサート専用アリーナになるはずだった施設が未完成のまま残されている。

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