軍事クーデターから3年10カ月が経過したミャンマー。国軍と民主派勢力との闘い、今年2月から始まった徴兵制など、終局の見えない混迷が続く中、多くの人たちが祖国を離れた。一方でミャンマー国内では300万人以上の避難民が発生している。 ミャンマーの現状を伝えるべく、京都・同志社大学で2024年11月14日、ミャンマーとタイの国境地帯でミャンマーからの避難民への支援に従事している人たちが講演した。 タイ北西部のメーソットで35年にわたってミャンマー避難民の無償医療支援に携わり、2002年にアジアのノーベル賞ともいわれるマグサイサイ賞を受賞したシンシアマウン氏をはじめ、最前線で活動するミャンマーの人たちの話に多くの参加者が耳を傾けた。