岡田将生(36)と染谷将太(33)がW主演を務める『田鎖ブラザーズ』(TBS系/毎週金曜午後10時〜)の第4話が8日に放送された。この回では、ラストに、田鎖兄弟(岡田・染谷)のために父・朔太郎(和田正人・46)が作った玩具のロボットの中から、拳銃が発見されるなど、数多くの考察のヒントが散りばめられた。物語はいよいよ、本筋に向けて動き始めたようだ。 同作は、31年前の両親殺害事件の犯人を、自らの手で追うため警察官となった兄弟の姿を描く新井順子プロデューサーによるクライムサスペンス。2010年4月27日に殺人事件の時効は廃止されたが、わずか2日の差で時効成立になってしまった同事件の真相に、刑事の兄・田鎖真(岡田)と検視官の弟・田鎖稔(染谷)が迫っていく。 【以下、『田鎖ブラザーズ』第4話のネタバレを含みます】 第4話では、放火殺人事件により発覚した闇バイトによる4億円金塊強奪事件が解決。犯行の指示役・東郷という男が、実は闇バイト仲間の横倉沙紀(石川瑠華・29)だったと判明し、同じくバイト仲間の首に痣のある男(福松凜・27)殺害犯として、逮捕となった。 さて、ここからは第4話で新たに示された手がかりを整理していこう。真の上司で係長の小池俊太(岸谷五朗・61)は、31年前の田鎖夫妻殺害事件にやはり、関わっていた。同事件を追う刑事の一人だったのだ。 小池は田鎖兄弟に告げた。「(同事件の鍵を握っていると目され、姿をくらましていたが、末期がんの状態で病院に運び込まれて、そのまま死亡した)津田(飯尾和樹・57)は、犯人じゃない」と。津田には、犯行当時のアリバイがあった。防犯カメラに、出版社の人間に呼び出され、神保町の居酒屋で飲んでいた姿が映っていたのだという。 なぜ、その捜査資料がなかったのか──。その映像に、二課が追っていた政治家も映っており、警察の上層部の判断でもみ消されてしまった、ということらしい。ゆえに証拠のアリバイ映像は資料に残されず、「アリバイがあった」という曖昧な事実だけが資料に書き記された。 ここで疑問が浮かぶ。なぜ、小池は、自身が田鎖夫妻殺人事件を追っていたことをこれまで、部下である真に告げなかったのか。小池は幼かった田鎖兄弟に「犯人はお巡りさんが絶対に捕まえる」と真摯に告げていた。そこまで思いやっておきながら、真と再会した時点で、このことを話さなかったのは不自然すぎる。 これにSNSでは早速、《まさか、小池さんが犯人?》《嘘でしょ、小池さん》などの驚いたというコメントが。だが筆者は、これは、事件の闇深さを表す布石だと読んだ。 なぜなら、同時に「政治家」というワードも飛び出したからだ。もし、この「政治家」も事件に関係があったとするなら、一介の刑事の手の届かぬレベルで隠蔽された、何らかの真相があるかもしれない。思えば、小池は第3話で「津田が目覚めた」という稔から真への連絡について聞いた時、やや不穏な表情を見せていた。その理由が、今後明かされるかどうかは注目点のひとつだ。