「毎日お金を下ろして保管して…」80代女性が690万円だまし取られる 警察官装う男「外に現金置いて、トイレに行って」と電話で指示 富山・高岡市

「毎日お金を下ろし、保管しておいて」などと警察官を名乗る男に言われ、80代の女性が、総額690万円をだまし取られる詐欺の被害に遭っていたことがわかりました。 高岡警察署によりますと、ことし2月、高岡市に住む80代の女性の固定電話に、警視庁のアンドウを名乗る男から電話があり「銀行から400万円を引き出したか」などと言ってきました。 80代女性が「やっていない」と答えると、男は「うそをついたら逮捕状が出ているので、あなたを引っ張ることができる。証拠がある。通帳を全部出しなさい」などと言ってきました。 ■警察たちが守ってくれる、聞いてほしい… 80代女性が指示通り通帳を準備し、個人情報を男に伝えたところ「上司に逮捕しなくてもいいように頼んであげる。ヤクザのタカハシがあなたのお金を引き出そうとしている。お金を守ってあげる。毎日お金を下ろし、出金したお金は保管しておいて」などと言い、電話での定期連絡を入れるよう指示を受けました。 80代女性が、男の指示どおり2月19日から3月4日までの間、複数回にわたり現金を引き出して、自宅に保管しました。 そして3月5日、男との連絡の中で「警察たちが守ってくれるから言うことを聞いてほしい。全部のお金を袋の中に入れて」などと指示されました。 ■「家に入って戸を閉めて、トイレに行って」 80代女性は「外に出て、現金を置いて」などと言われ、指示されるまま現金を袋に入れて、自宅敷地内の指定された場所に現金を置くと、男から「家に入って戸を閉めて、トイレに行って」などと言われました。 80代女性は言われた通りトイレに行った後、外に出て現金を確認すると、現金がなくなっていたということです。そこで女性は不審に思い、警察に相談して詐欺被害に気が付いたということです。 警察は、警察官や検察官が現金の振り込みや暗号資産の購入、送金などを求めてくるのは詐欺の手口だとして、電話でお金の話が出たら、一人で悩まず一旦電話を切り、家族や警察へ相談してほしいと注意を呼びかけています。

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