“ミュトスの衝撃”を冷静に見るべき理由、騒動の影で進むサイバー攻撃の「大衆化」《4つの変化と基本対策の価値》

画面に映るあの上司は、本物か──。 2024年初頭、イギリスに本社を置く多国籍エンジニアリング企業の香港拠点で、経理担当者が15回にわたって計約38億円を送金した。指示を出していたのは、ビデオ会議に映るCFOと幹部たち。だが、その幹部たちはみな、AIで生成された偽物だった。 ここ数年、こうしたAIが可能にした攻撃が立て続けに表面化している。 例えば、国内では24年5月に、生成AIを悪用してマルウェアを作成した人物が逮捕された。作成したのは、ファイルを暗号化して身代金を要求するランサムウェアのようなものだったとされる。

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