滋賀医科大学の男子学生2人が女子学生に性的暴行を加えたとして強制性交罪(現・不同意性交罪)に問われた裁判の控訴審で、大阪高裁(飯島健太郎裁判長)は12月18日、「同意の上で性交等に及んだ疑いを払拭できない」などとして無罪を言い渡した。 これに対してネット上では、判決を出した裁判長を糾弾する声が上がったり、判決内容を誤った形で発信したりする動きが起きている。 実際、どのような判決だったのかーー。議論の前提となる情報を補うため、判決要旨をもとに今回の逆転無罪の詳しい内容を紹介する。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介) *この記事には具体的な性暴力の描写が含まれます。お読みになる際にはご注意ください。