SNSでスカウトした女性を性風俗店にあっせんしたとして、職業安定法違反(有害業務の紹介)に問われた国内最大規模の違法スカウトグループ「ナチュラル」のトップ、小畑寛昭被告(41)は21日、東京地裁の初公判で「争いません」と起訴内容を認めた。被告は警視庁が捜査中の2025年1月に行方が分からなくなり、公開手配の末に1年後に鹿児島・奄美大島で逮捕された。 ナチュラルは、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ=匿流)の代表格。女性を性風俗店に紹介して売り上げの一部を受け取る「スカウトバック」を主な収益にしていたとされる。被告は23~24年に群馬県高崎市の無店舗型性風俗店(デリバリーヘルス)に女性をあっせんしたなどとして起訴された。 ナチュラルは22年には44億円以上の収益を上げ、メンバーは全国に1500人以上おり、秘匿性の高い独自の通信アプリで連絡を取り合っていたとされる。 25年11月には、警視庁暴力団対策課に所属していた元警部補(44)=懲戒免職=がナチュラルに捜査情報を漏らしたとして地方公務員法違反容疑で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決が確定している。【菅健吾】