コカインを使用したとして麻薬取締法違反(使用)の罪に問われている7人組音楽グループ「XG」の元プロデューサー、SIMONこと酒井じゅんほ被告(39)の初公判が21日、東京地裁(林直弘裁判長)で開かれ、被告は起訴内容を認めた。検察側は拘禁刑1年6月を求刑し、弁護側は執行猶予付き判決を求めて即日結審した。判決は6月1日。 検察側は冒頭陳述などで、酒井被告が今年2月に名古屋市内のホテルの一室でコカインを使用し、関係者らと犯行を繰り返したとしている。20代だった14年前、米国で大麻も使用したとも指摘した。 酒井被告はこの日、黒いスーツ姿で髪は短く刈り上げ、裁判長から職業を問われると「音楽プロデューサーです」と答えた。同被告によると、昨年3月にXGの大阪公演でコカインを使用し、今年2月18日に行われた大阪公演が同じ場所だったため「懐かしく、絆を感じながら使用した」と述べた。 使用の背景としては「大きな試練を乗り越えた後で(関係者と)一緒に絆を感じたかった」としたが、「そこを止めるべき立場であった。すごく反省している」と悔やんだ。 また酒井被告は、XGについて「世界に通用するアーティストで、人生をかけてやってきた」とした上で、薬物との決別に対し「人生をかけて2度と繰り返さないことを誓います」と述べた。 今回の逮捕を受けて、当時の所属事務所は酒井被告との契約を解除し、同社はメンバーとの連絡を禁止している。