大阪府和泉市の集合住宅の一室で4月、2人暮らしの母と娘が殺害された事件で、娘への殺人容疑で逮捕された元交際相手で無職の杉平輝幸容疑者(51)=堺市堺区=が「娘に借金をしていた」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。 府警は、娘への殺人容疑の勾留期限となる22日に、杉平容疑者を母親への殺人容疑で再逮捕する方針だ。 府警は、杉平容疑者と娘の間にあった金銭や交際関係をめぐるトラブルが動機につながった可能性があるとみて調べる。 捜査関係者によると、杉平容疑者は取り調べに対して、娘で社会福祉士の村上裕加さん(当時41)に100万円以上の借金をしていたと話しているという。 裕加さんは事件の直前、杉平容疑者について「別れたいが、別れてもらえない」と周囲に相談していた。知人に対して「(杉平容疑者と)次会ったら殺されるかもしれない」とも話していたという。 杉平容疑者は4月8日の明け方、和泉市鶴山台2丁目の集合住宅の一室で、裕加さんの母親の和子さん(当時76)の首を刃物で刺すなどして殺害した疑いがある。同じころ、裕加さんを殺害したとして5月1日に逮捕された。 その際の取り調べに、杉平容疑者は「持ってきた包丁で首などを複数回刺した」と供述したといい、府警が現場近くから凶器とみられる刃物1本を押収して調べている。(岡田真実、マハール有仁州)