「マスク姿で俯いて…」栃木強盗殺人・指示役25歳妻の逮捕後に目撃された“実父の姿”…実家の回覧板は手つかずのまま

5月14日、栃木県・上三川町の住宅で発生した強盗殺人事件。被害者の富山英子さん(69)が殺害され、2人の息子も負傷した。長閑な町を突如襲った悲劇であるとともに、実行役は4人の高校生であったことが世間を震撼させている。 「死亡した英子さんは20カ所以上に殴られた跡や刺し傷があり、一部は臓器にまで達していました。実行役の高校生はすぐに逮捕され、指示役とみられる無職で20代の夫婦・竹前海斗容疑者(28)と美結容疑者(25)も逮捕されました。 海斗容疑者は逮捕当時、海外に逃亡するために向かった羽田空港におり、美結容疑者は生後7カ月の子どもと一緒に横浜のビジネスホテルに滞在していました」(社会部記者) 幼い赤ちゃんと暮らす夫婦は、なぜ凶悪な犯罪に手を染めたのか。美結容疑者が生まれ育った長野県長野市を訪ねた。取材を重ねると、その意外な“素顔”が見えてきた。 約20年前に造成された閑静な住宅街に建つ美結容疑者の実家。表札はガムテープで覆われ、玄関前には19日付の新聞が置かれたままだった。回覧板も手つかずの状態で、敷地内には車が2台停まっているものの、建物には人の気配が感じられない。近所に住む男性は、容疑者の小中学校時代についてこう語る。 「美結さんはひとりっ子で、両親は共働きであまり家にいなかったんじゃないかな。彼女が小学校高学年ときに、うちの娘が低学年で、息子は幼稚園に通っていたんですが、よくお互いの家を行き来して遊んでいたんです。近くの公園で鬼ごっこしたりして、面倒見の良いお姉ちゃんって印象でしたよ。 美結さんは中学校の職場体験で幼稚園を選択したんです。その園に息子が通っていたんですけど、いまだに覚えているから、体験中によく遊んでもらったんじゃないかな。 じつは今日、美結ちゃんのお父さんを病院で見かけました。120床ある病院で、待合室で名前を呼ばれていたので気が付きました。マスク姿で俯き、携帯をいじっていました」(近隣住民の男性) 娘が美結容疑者と小中学校の同級生だったという母親は、当時の印象を複雑な面持ちで明かした。 「事件が起こる1週間前、自治会で側溝掃除があったのですが、その時に美結ちゃんのお父さんが来ていて掃除していました。近所付き合いのあるご家族でした。ただ、美結ちゃんのことは報道で出ているSNSの写真を見ても気がつかなかったんです。一重で大人しい女の子でしたから。でも、その写真を見た娘は『口元が一緒だよ』なんて話していました。当時は5クラスあった学区内の中学校に通い、吹奏楽部に所属していました。そのあとは、善光寺の近くにある県内屈指の進学校に進学しました」 美結容疑者と同じ吹奏楽部に所属していた子どもの母親も、驚きを隠せない様子で記憶をたどる。 「中学生の頃まで、うちに美結ちゃんが来て、ドッジボールで遊んでくれたりしてましたね。うちの娘が向こうに行くことはなくて、美結ちゃんが来る感じでした。当時、美結ちゃんの所属する吹奏楽部は東海大会に3連続で出るくらいの強豪校だったので、練習に打ち込んでいたようですよ。 彼女が大学生の時、自治会長だったお父さんと一緒に配布物を持ってきてくれたことがあったんです。『もしかして美結ちゃん?』って聞いたら、『そうです〜』と元気に答えてくれました。長期休暇には帰省する仲のいい親子だったはずなんですけどね……」 中学校の卒業アルバムでは、吹奏楽部の仲間に混じってセンターでピース姿を見せる美結容疑者。事件の2〜3ヶ月前には幼い我が子と海斗容疑者と帰省していた。 「旦那さんと赤ちゃんと帰省していて、賑やかな声が聞こえてきましたよ。男性の方はタトゥーが入ったコワモテな感じで、美結ちゃんが子どもを抱っこしていました」(別の近隣住民) 世間には幸せに見える家庭を築いた2人だが、裏では着々と計画を練っていた。産まれたばかりの子どもの未来を考えなかったのか、人の命を奪うことにためらいはなかったのか。動機の解明が待たれる。

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