保育士でインフルエンサーのてぃ先生が2026年5月27日にXで、長女への暴行容疑で逮捕され、巨人の監督を辞任した阿部慎之助前監督の問題をめぐり、「子どもを叩くのも必要」「昔はそれで育った」といった意見に警鐘を鳴らした。 ■「『愛情があった』は、体罰をしていい理由にはなりません」 阿部前監督をめぐっては、複数報道によると、25日に長女(18)への暴行容疑で逮捕された。姉妹のけんかを注意したところ、言い返されたため「かっとなった」と供述しているという。阿部前監督は26日の会見で謝罪。会見では、「(阿部氏との)大掛かりなけんかは初めてのこと」「警察が来て一番驚いているのは自分自身」などと伝える長女からの手紙も読み上げられた。 てぃ先生は、阿部前監督をめぐる事案について、「個別事案なので詳細に触れるつもりはありませんが」としたうえで、「『子どもを叩くのも必要』『昔はそれで育った』という、しつけに関する誤解の声の多さ」が気になると切り出した。 てぃ先生は、「『昔はそれで育った』と語れるのは、なんとか育つことができた人だけです」と訴え。「叩かれて辛い思いをしたまま大人になった人、その記憶に今も苦しんでいる人の声は表に出づらい。まさに生存者バイアスです」とした。 続けて、体罰について次のように説明した。 「『軽く叩いただけ』『愛情があった』は、体罰をしていい理由にはなりません」 「体罰は、子どもの心身の健康を害し、行動上の問題を長期的に増やし、肯定的な結果は一つもないと結論づけています。科学的根拠はすでに十分に揃っています」 てぃ先生は続けて、体罰をすることで子どもは黙るが、それは「理解したからではありません。怖いから言うことを聞いただけ」だと説明。子どもは「なぜいけないか」ではなく「自分より力の強い人を怒らせると危ない」を学び、これは「しつけではなく、力と恐怖による支配です」とした。 一方しつけは、「誰かに見られていないときも自分で判断して行動できる子に育てること」だとし、「暴力はその力を育てません」と説明した。