4日、高齢の母の介護をせず自宅に放置して死亡させた疑いで逮捕された64歳の男。近くの住民は「お母さん思いだった」と話しています。 保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されたのは、本籍・薩摩川内市で住所不定の無職・前畑正行容疑者(64)です。 警察によりますと、前畑容疑者は今年4月上旬から5月上旬までの間に、当時、いちき串木野市金山の住宅で同居していた母・ツギヱさん(92)を介護の責任があったにもかかわらず、家に1人で放置し、死亡させた疑いです。 ■「母の介護に疲れた」徳島県内の交番を訪れ 前畑容疑者は今月1日、徳島県内の交番を訪れ「母の介護に疲れた」と話し、警察は容疑が固まったとして4日、逮捕しました。 交番を訪れたとき所持金はほとんどなく「お金も底をつき、空腹だったので警察官に話を聞いてもらおうと思った」と話し、容疑を認めているということです。 ■現場は山間の集落 近くの住民は… (記者)「事件があった集落。住宅はまばらで人の行き来はほとんどない」 現場は山間の集落で、およそ70世帯が暮らしています。 近くの住民によりますとツギヱさんはほとんど寝たきりの生活で、前畑容疑者が1人で介護を10年ほど続け、デイサービスを利用していたということです。 (近所の人) 「お母さん思いだった」「いつも2人で助け合ってがんばっていた」 「『お母さんどうですか』と聞いたら『相変わらずで手がかかる』と言っていた」「残念というしかない。頼ってくれればよかったのになと思う」 前畑容疑者が徳島県にいた理由も含め警察が詳しい経緯を調べています。