「だめ…逮捕されちゃう」血まみれの女子高生→共犯者になった女性2人の“愚かな祈り”【作者に聞く】

深夜の校庭で主人公が目にしたのは、血にまみれた親友・杏美の手だった…!!すぐさま救急車を呼ぼうとする主人公に「だめ…逮捕されちゃう」と泣きすがる杏美。悩んだ末、主人公はある人物に電話をかけた。電話の相手に主人公は静かな口調で「助けてくれませんか」とお願いをする。続く言葉は「死体の処理を…」だった。 ■SNSで話題の読者参加型ミステリー 本作「犯人を予想する漫画『仮門』」は、10年前に起こった幼女失踪事件の真相を読者とともに追っていくサスペンス漫画である。 本作を手掛けるのは、2023年2月に「第2回 朝日ホラーコミック大賞」のマンガ部門で大賞を受賞した漫画家・鳩ヶ森さん(@hatogamori)である。同氏に第7話に込めた思いを聞いた。 ■親友同士が抱える「罪」と「祈り」 今回、話を聞いた第7話は、麻衣と杏美が単なる高校時代の親友というだけでなく、「共犯者」であったという事実だ。鳩ヶ森さんは、「女性が1人で出産して逮捕されるニュースがたまたま続いており、『じゃあそこにもう1人女性がいたらどうなる?』という想像からこのエピソードになりました」と制作の経緯を語る。 作中では、2人の女性が赤ちゃんの遺体を処理することで共犯関係に陥る。しかしそれは単純な犯罪仲間という意味合いではない。「子宮という臓器を持つ性としての連帯であったり同情であったり、『これでいつもの日常に戻れるはずだ』という愚かな祈りであったりするはずで、その辺りを女の友情の1つの側面として描きたいと思いました。もちろん現実でこんなことがあってはいけませんが」と、鳩ヶ森さんは複雑な心情を描き出した意図を明かした。 ※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

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