人気のSNSアカウントを買って“なりすまし” 「アフィリエイトで高額利益」情報商材を販売 会社役員と従業員ら計41人を逮捕 被害総額6億5000万円か

「スクールを受講すれば高額な収益を生み出せる」などとうたい現金をだまし取った疑いで、会社役員の男ら41人が逮捕された。男らは、SNSの人気アカウントを買って実在するインフルエンサーになりすまし、情報商材を販売するという手口で、1年で総額6億5000万円をだまし取ったとみられている。 ◆会社役員の男と従業員ら計41人を逮捕 11日午後送検されたのは、大阪市の会社役員、松村真吾容疑者(29)。 松村容疑者は、実在するインフルエンサーになりすまして、情報商材を販売した詐欺の疑いがもたれている。 この事件では、松村容疑者と会社の従業員らあわせて41人が一度に逮捕された。松村容疑者らの逮捕容疑は、「スクールを受講すれば高額な収益を生み出せる」などとうたい、大阪府内に住む50代の女性など3人から、現金およそ86万円をだまし取ったというものだ。 警察は、スマホやパソコンなど約1000点を押収。同じビルで働いている人は、「(従業員は)若い男の子と女の子がメインだった。パソコンで何か作業していて、声は聞こえなかった」と話す。 このグループによる被害者は、2025年の1年だけで約2300人、被害総額は約6億5000万円にものぼるとみられている。 ◆人気アカウントを買って“なりすまし” フォロワーたちが被害に なぜそれほど多くの人がだまされてしまったのか。その手口は、次のようなものだった。 使われたのは、「お弁当のレシピ」などを紹介するSNSの人気アカウント。被害者は、元々このアカウントをフォローしていた人々だった。 アカウントの本来の持ち主は、業者にアカウントを売却し、その後、松村容疑者らがそのアカウントを買い取り、元のインフルエンサーになりすまして「アフィリエイト(広告収入)で高額な利益を生み出している」と投稿したとみられている。このニセ投稿を信じた人たちが、もうけるノウハウを得ようと、情報商材を買ってしまったという。 アカウントの転売行為について、ITジャーナリストの三上洋氏は次のように解説する。 「アカウントの売買自体は、ID、パスワード等を譲り渡すだけですから簡単。規約上は違反だが公然とWEBサイト等で行われている。インスタグラムだったりX、YouTubeのアカウント。何万人、10万人といったフォロワーの多いアカウントも売買されている」 警察によると、今回のグループ内には、商材データを送る担当や、フォロワーから質問があったときに受け答えをする担当など、細かい役割分担があったという。 警察は、松村容疑者らの認否を明らかにしていないが、だました金が犯罪グループに流れていた可能性もあるとみて捜査している。 (「イット!」6月11日放送より)

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