故勝新太郎さんの妻で、9日に肺炎のため86歳で死去した女優の中村玉緒さんの通夜が16日、東京都品川区の桐ケ谷斎場で営まれた。 玉緒さんと親交の深かったプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長、歌手の和田アキ子、勝さんの“一番弟子”だった俳優・松平健、女優の浅田美代子、俳優・鶴見辰吾、歌手の瀬川瑛子、早見優、田川寿美、水森かおり、西川貴教、岩佐美咲、「クレイジーケンバンド」の横山剣、フリーアナウンサーの徳光和夫、TBSの安住紳一郎アナウンサー、平沢勝栄衆院議員らが参列した。 玉緒さんは上方歌舞伎の名門一家に生まれ、父の二代目中村鴈治郎、兄の四代目坂田藤十郎はともに人間国宝。スカウトがきっかけで芸能界入りし、中学2年だった1953年、本名の林玉緒で映画「景子と雪江」に初出演。「ぼんち」「大菩薩峠」の演技が評価され、第11回ブルーリボン賞(60年)助演女優賞を受賞した。 60年の「不知火検校」で共演した勝さんと62年3月に結婚。勝さん経営の「勝プロダクション」倒産による借金や夫の薬物逮捕など多くの苦難に見舞われたが「別れません」と言い続け、97年に勝さんが亡くなるまで添い遂げた。 NHK大河ドラマ「新・平家物語」「武蔵 MUSASHI」などに出演したほか、ユニークなキャラクターで多くのバラエティー番組でも活躍。2023年2月には名古屋で背骨を圧迫骨折し救急搬送されたが、懸命のリハビリなどで回復した。その後都内の介護施設に入居し、療養生活を送っていた。 告別式は17日午前9時30分から同斎場で営まれる。