同居する母親の遺体を自宅に放置したとして、死体遺棄の疑いで福島県伊達市根田、無職の男(61)が逮捕された事件で、母親=当時(89)=の遺体に目立った外傷はなく、室内に争った形跡もなかったことが16日、伊達署への取材で分かった。男は「間違いありません」と容疑を認めており、同署が動機などを調べている。 同署によると、男と母親は2人暮らし。12日、母親を知る人物が自宅を訪れて遺体を発見し、同署に通報した。遺体は布団がかけられた状態で、死後約2週間が経過していたという。発見当時、自宅に男はおらず、15日に東京都内で見つかり、逮捕された。 男について近隣住民は「おとなしく、あいさつをしない人だった」と印象を語る。今月上旬、普段は母親が届けている回覧板を男が届けに来たことを不審に思い、母親の様子を尋ねると「寝てる」と答えたという。男の自宅近くに住む70代女性は「5月末ごろか今月頭ごろ、(男に)回覧板を届けに行った際、母親は部屋から出て来ず、蚊の鳴くような声だった」と振り返った。同署は16日、男を送検した。