東京・赤坂にあるIT関連会社「Linuxジャパン」役員の神山猛さん(当時54歳)の遺体が静岡県の山林で見つかった事件で、警視庁捜査1課は17日、社長の水口克也被告(49)=東京都港区、死体遺棄罪で起訴=を殺人容疑で再逮捕した。水口容疑者は「黙秘します」と供述しているという。役員報酬を巡るトラブルがあり、X(ツイッター)に殺人を依頼する投稿をしていたとみられる。 警視庁は、この投稿を見て水口容疑者に遺体の遺棄方法を助言したとして、札幌市中央区の無職、鈴木隼斗容疑者(29)を死体損壊ほう助と死体遺棄ほう助容疑で逮捕した。「手助けしたのは間違いない」と供述している。 警視庁や捜査関係者によると、鈴木容疑者は「何でも屋」を名乗っており、2025年6月ごろに水口容疑者に接触。殺人を請け負う約束をしていたという。 水口容疑者の逮捕容疑は25年9月28日ごろ、会社事務所で神山さんを何らかの方法で殺したとしている。鈴木容疑者はその頃、遺体の解体や捨て方について助言したとしている。 水口容疑者は25年7月~26年4月、報酬として鈴木容疑者に電子マネーで103回にわたって計539万3000円を送金。両容疑者は通信アプリ「シグナル」でやり取りをしており、警視庁が事情を聴いたところ、鈴木容疑者はその一部を画像で保存していた。 これらによると、水口容疑者は25年9月末、鈴木容疑者に「自分で殺害した」というメッセージとブルーシートをかけた遺体の写真を送信。鈴木容疑者は「チェーンソーで解体したら」「レンタカーで運べば」と助言を送っていた。 また防犯カメラの捜査などから、水口容疑者が事件前後に都内の量販店で牛刀やノコギリ、チェーンソー、通販サイトでバッグ4個を買っていたことも判明。静岡で見つかった遺体は、このバッグの一つに入っていたという。【朝比奈由佳、松本ゆう雅、林帆南】