天真らんまん「リンダ号」 大活躍のワケ 直近1年超、13件お手柄

住居侵入事件の容疑者の逮捕に貢献したとして、愛知県警犬山署は19日、警察犬を表彰した。感謝状を贈られたのは、メスのシェパード、リンダ号(8)。警察犬として約7年8カ月の「キャリア」を持つが、この1年2カ月間だけで行方不明者の発見など13件のお手柄を連発している。活躍の裏には、信頼する「相棒」の存在があった。 署によると、リンダ号が出動したのは、5月25日に犬山市の民家で起きた事件だ。間もなく、容疑者のものとみられる車が見つかり、リンダ号は車に残ったにおいから逃走経路をたどった。容疑者が逃げたと当初みられていた方角には目もくれず、その反対側に向かったという。車の発見場所から約80メートル先で、逃走中の容疑者を発見し、住居侵入容疑での逮捕にいたった。 「においがする方向を見つけて、その方向に進んでいくのが得意」。そう語るのは、県警鑑識課の警察犬係の山口智章巡査部長(41)。リンダ号に指示を出すハンドラーだ。 ■通算では18件の成果 能力引き出す「極意」は リンダ号は、これまで行方不明者や遺留品の発見など、今回を含め18件の手柄をあげている。山口巡査部長とペアを組んでからの約1年2カ月で、その7割にあたる13件の成果を出している。今年だけでも5件目という。 リンダ号の能力を引き出す極意は――。山口巡査部長は「とにかくこの子を褒めること」と明かす。「色んな現場に行くにつれ、リンダと自分じゃないとダメだって思うぐらいの信頼関係を築けている」 19日は山口巡査部長も表彰を受け、リンダ号にはご褒美にささみジャーキーが贈られた。時折興奮して山口巡査部長に飛びつく天真らんまんなリンダ号の姿に、犬山署の今井一之署長は目を細め、「チームワークが検挙に結びついた」と活躍をたたえた。(鎌形祐花)

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