長野・東御市の住宅で母親と12歳の長女が死亡し、14歳の長男がけがをした事件。 長男に対する殺人未遂の疑いで逮捕された父親が、体調不良で入院するため釈放されたことが分かりました。 父親は、逮捕前に有毒物を服用した疑いがあるということです。 親子3人が死傷する事件が発覚したのは1日朝のことでした。 14歳の長男が「父親に襲われた」と話し、自宅近くの店に助けを求めたのです。 店からの通報を受けて駆けつけた警察官は、家の中で女性2人の遺体を発見。 遺体の身元は、この家に住む母親の飯島瞳さん(49)と中学生の長女・絃巴さん(12)の2人と判明しました。 その後、警察は行方が分からなくなっていた父親の飯島啓輔容疑者(46)を長男への殺人未遂容疑で逮捕。 逮捕された場所は、現場から30km以上離れた長野市内で、飯島容疑者は1人で車に乗っていたということです。 飯島容疑者は、亡くなった瞳さんと絃巴さん、けがをした長男の4人で暮らしていました。 しかし飯島容疑者と瞳さんは、すでに離婚していたということです。 警察によると、家庭内トラブルについての相談などはなかったということです。 一体、この家族に何があったのでしょうか。 家族を知る人は「すごく優しいお母さん、私が困っててもいつも優しく声をかけてくれるお母さんで、娘さんもすごくかわいくて、いい子で。お父さん(飯島容疑者)とは話したことはないが、地区の役員であるので、その活動とかはやられてる方とは聞いている。地区のために色々やってくださってるとは聞いている」と話しました。 地区の活動に参加していたという飯島容疑者。 一方で、10年ほど前、当時小さかった長女を抱いた飯島容疑者の行動に違和感を覚えた人もいました。 一家を知る人: 普通なら(子どもを)静かに降ろすが、物を投げるように(降ろした)。(飯島容疑者と関係がある人から)とても静かな人だが、カッとなる人だと聞いた。 飯島容疑者は調べに対し容疑を認めていて、2人の殺害についてもほのめかしているということです。 しかし、1日午後7時前、警察は飯島容疑者を釈放したと発表しました。 一体、何があったのでしょうか。 警察によりますと、取り調べ中に体調不良を訴え、病院に入院することになったことが理由だということです。 飯島容疑者は逮捕前に有毒物を飲んだ可能性があるといいます。 命に別条はなく会話はできる状態とのことで、警察は回復を待って、改めて殺人未遂の疑いで逮捕する方針です。