JR渋谷駅新南口近くの渋谷川沿いにある「未来創造」拠点「100BANCH(ヒャクバンチ)」(渋谷区渋谷3)で7月7日、イベント「ナナナナ祭2026 ー渋谷未来博ー」が始まる。(シブヤ経済新聞) パナソニックホールディングスの創業100周年記念事業として構想が始まり、2017(平成29)年にオープンした同所。「100年先の世界を豊かにするための実験区」をコンセプトに、35歳未満の代表者のプロジェクトを推進するアクセラレーションプログラム「Garage Program」を展開。公募で集まった中からさまざまなジャンルのメンターにより採択されたプロジェクト実践者に、同施設内を主要拠点として貸し出している。 ナナナナ祭は7月7日にオープンした同所の周年記念イベントとして、毎年同日前後に開催。日頃施設内で行われている「実験」を公開するイベント。今年のテーマは「渋谷未来博 ── 創造性が年に一度、渋谷で炸裂する」。 7日はカンファレンスデー「こんにちは未来―人間だけの会議2026―」。同所のメンバーと来場者がダイアローグ形式で展開する。参加料は、一般7,000円、学生4,000円(ランチ・懇親会込み)。 10日~12日は「デモデー」として、同所のアクセラレーションプログラムに参画するプロジェクトがブースを出展。展示や体験プログラムを展開する。 未来の都市における緑の在り方を探索する「MOSSTOPIA」プロジェクトは、コケ×コーン、コケ×ブロック塀、コケ×照明など、コケと公共物を組み合わせたプロダクトを展示。「torisetsu factory – あなたの取扱説明書つくりませんか?」ブースでは、来場者がiPadでAI(人工知能)と話し、自身のトリセツ(取扱説明書)を生成する公開実験を行う。 「Koto-no-Hashi」は、AIを活用した字幕自動生成システムの開発に取り組んでいるプロジェクト。会場では、開発したシステムで作成した字幕を付けて海外の短編映画を上映。字幕作成の仕組みなども紹介するほか、来場者による作品に合わせて字幕を作成する体験もできる。「30秒ベストフレンドドッグ診断」は、QRコードから質問に答えた来場者の価値観やライフスタイルに合わせた犬種を診断。キャッチコピーや性格なども紹介する。 「こんにちは、いわかん」ブースでは、渋谷で暮らす約30人と作成した渋谷の街のオーディオガイドを聞くことができる。「『自分は大丈夫』が、いちばん危ない。~ニセ警察詐欺体験ラボ~」ブースでは、警察を装った特殊詐欺を取り上げる。実際の事件で使われた心理誘導の手口を再構築し、AIで「再現した」偽物の警察官からの非通知着信、LINEへの誘導、偽の逮捕状画像、AIとの取り調べ通話を、被害者として疑似体験できる。 屋外の渋谷リバーストリートB地区には「ヤグラステージ」を2台設置し、DJや流しそうめんなどを展開。「City Stories Circs」は、現代サーカスを通じて渋谷の文化の物語を表現するプロジェクト。渋谷の路地や橋、壁など街なかから写し取った拓本を展示し、来場者が見られるようにする。各日2回、拓本した「街の記憶」をアクロバットやジャグリングを通して表現するパフォーマンスを行う。 開催時間は12時~20時(最終日は18時まで)。入場無料。今月12日まで。