金地金購入を指示「ニセ警察詐欺」で急増 1~5月に40億円超被害

警察官をかたり金品をだまし取る「ニセ警察詐欺」で金地金を購入させる手口が急増している。 2025年に163件発生し、被害額は約58億円。今年も5月までに40億円以上の被害が出ている。1件当たりの被害額が高額なのが特徴で、警察が対策を強めている。 ニセ警察詐欺は、警察官を装った人物からSNSのビデオ通話で「逮捕状」の画像などを示され、金銭を要求される手口だ。 資金洗浄の容疑があり、資産調査の必要があると告げられるパターンが多く、金地金を購入させる際はさらに「金の購入で調査が短期間にできる」「金地金を換金して資産調査をする」などと持ちかけられる。 購入場所の指示や購入方法の説明があるケースもある。その後は金地金を被害者宅に受け取りに来たり、公園や駐車場に置くよう伝えられたりするという。 ■一度に多額を 被害急増の背景には、持ち運びのしやすさと金の価格高騰があると警察庁はみている。 購入方法を説明し、実際に購入させる一連の動きは犯行グループからすれば「手間」になるものの、上限がある銀行振り込みを何度もさせるより、一度に多額を得られるメリットがあるというわけだ。

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