警察が張り込むなか現金を受け取りに ニセ電話詐欺の受け子とみられる女が現行犯逮捕

金融庁の職員になりすまし、北九州市の70代の男性から現金3000万円をだまし取ろうとしたとして、ニセ電話詐欺の受け子とみられる女が8日、現行犯逮捕されました。 警察によりますと、北九州市門司区に住む70代の男性の元に、先月23日から今月8日にかけ、外国の警察官などになりすました人物らから外国語で「あなたの妻の口座に詐欺グループが振り込みをしており、このままだと妻が拘束される。逃れるためには現金3000万円が必要」などと電話やSNSで連絡がありました。 当初から不審に思っていた男性は今月4日、警察に相談し、その後の連絡には騙されたふりをして現金の受け渡し日を8日に設定したということです。 その8日、警察が男性の自宅に張り込んでいたところ、金融庁の職員を名乗る女が現金を3000万円を受け取りに現れたため、詐欺未遂の疑いで女を現行犯逮捕しました。 女は調べに対し黙秘しているということです。 警察は、女の身元や事件の詳しい経緯について調べを進めています。

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