国際サッカー連盟(FIFA)は16日、ワールドカップ(W杯)北中米大会のスペイン-アルゼンチンによる19日(日本時間20日)の決勝の主審を、スロベニアのスラヴコ・ビンチッチ審判員(46)が務めると発表した。副審もスロベニアの2氏が務める。 英紙「デイリー・メール」は「FIFA、ワールドカップ決勝の主審にスラヴコ・ビンチッチ氏を任命 コカインと銃が発見されたセックスパーティーでの逮捕劇から6年」と題した記事を配信。ビンチッチ氏の過去について報じた。 同紙によれば、ビンチッチ氏は20年5月にボスニア・ヘルツェゴビナでのバーティー中に逮捕された。ビジネスランチへの招待と思って出席したところ、結果的に家宅捜査に巻き込まれる騒動に遭い、警察が売春グループのリーダーと捜査していたティヤナ・マクシモヴィッチ容疑者とともに逮捕。警察は男性26人と女性9人の身柄を拘束。コカイン4袋、ピストル10丁、防弾チョッキ3着、1万ユーロ以上を押収した。 ビンチッチ氏は逮捕されたものの、売春グループに関与したとはみなされず、参考人として事情聴取を受けた後に釈放されたという。同氏は母国メディアに対し「偶然居合わせただけだ。私は会社を経営しており、ビジネスミーティングのためにボスニア・ヘルツェゴビナを訪れていた。ランチへの招待に応じたのだが、それが私の人生最大の過ちとなってしまった。後悔している。連れとテーブルに座っていたところ、突然警察がやってきて、あのような事態になった」と説明。「私は逮捕・勾留されたグループとは何の関係もない。私のビジネスパートナーたちも同様だ。確かに警察へ連行され、参考人として質問を受けたが、私たちが彼らのことを知りもしないことが分かると、帰ることを許された」と話している。 スロベニアサッカー審判協会も無実と断定。その後は審判の職務に復帰している。22年W杯カタール大会では1次リーグC組のサウジアラビア-アルゼンチンで主審を担当。この時はサウジアラビアが2-1で大金星を挙げ、世界中に衝撃を与えた。今大会はこれまで3試合で笛を吹いている。