【07月17日 KOREA WAVE】韓国で、警察署に自ら出頭する予定だった特殊窃盗事件の容疑者を警察署の外へ誘い出し、適法な要件を満たさないまま緊急逮捕したとして、警察官が裁判にかけられた。警察官は、捜査中に偶然容疑者を発見したとの虚偽の公文書を作成した疑いも持たれている。 ソウル南部地検は14日、職権乱用による逮捕、公電子記録偽作、偽作公電子記録行使、刑事司法手続き電子化促進法違反などの罪で、永登浦警察署に所属する40代の警部補を在宅起訴したと明らかにした。 警部補は5月22日、特殊窃盗事件の容疑者が警察署に自ら出頭した際、緊急逮捕する目的で署外に出るよう求めた。その後、緊急逮捕の要件を満たしていないと認識しながら、職権を乱用して逮捕したとされる。 さらに「聞き込み捜査中に路上で偶然容疑者を発見し、裁判官から逮捕状の発付を受ける時間的余裕がなかったため緊急逮捕した」とする虚偽の緊急逮捕書を作成した疑いもある。 特殊窃盗事件の被害金を第三者から確保していたにもかかわらず、緊急逮捕の際に容疑者から直接押収したように、押収調書や捜索・検証令状の申請書を作成したことも捜査で判明した。 検察は、身柄を拘束された状態で送致された特殊窃盗事件を捜査する過程で、容疑者から「警部補に自ら出頭すると約束して警察署へ行ったが、署外に出るよう求められ、出たところ突然緊急逮捕された」との供述を得て、事実関係の確認に着手した。 その後、参考人の供述や通話記録、警察署への訪問記録などを調べた結果、客観的な資料が容疑者の主張と一致し、緊急逮捕が適法ではなかったことを確認した。 検察は「容疑者を直ちに釈放し、違法な身体拘束の状態を速やかに解消した」と説明。「送致事件を十分に検討し、捜査権の乱用を防ぐとともに、刑事司法手続きが適法に順守されるようにする」とした。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News