16日昼、富山市芝園町の路上で男性が外国人とみられる3人組に現金を奪われた強盗事件で、富山中央署などは17日、中国籍の男3人を強盗容疑で逮捕したと発表した。同署などは、この事件で奪われたのは現金200万円で、特殊詐欺でだまし取った金だったとして、被害者の男を詐欺の疑いで逮捕した。富山県警によると、強盗事件の被害者が詐欺の「受け子」だったのは県内で初のケースとなる。 強盗容疑で逮捕されたのは、それぞれ東京都板橋区成増の職業不詳の21歳、住所と職業不詳の44歳、いずれも自称で東京都板橋区成増の20歳学生の3容疑者。詐欺容疑で逮捕されたのは、神戸市垂水区桃山台の無職58歳。逮捕はいずれも16日付。 富山中央署などは中国籍の3人が、58歳の男が特殊詐欺で現金を受け取る「受け子」という情報を事前に得ていた可能性もあるとみて詳しく調べる。 中国籍の3容疑者の逮捕容疑は16日午後1時20分ごろ、富山市芝園町の路上で58歳の男の体を押さえつけ、顔面を殴るなどの暴行を加えて、リュックサックから現金200万円を奪った疑い。 富山中央署と富山県警、長野県警は16日、長野県松本市安曇地内でレンタカーに乗っている3人を見つけ、逮捕した。その後の捜査で、現金200万円は路上で襲われた58歳の男が詐欺でだまし取った金だったことを突き止めた。 58歳の男の逮捕容疑は、貴金属会社の社員になりすまし、氏名不詳者らと共謀して、富山県内に帰省していた70代の女性とラインで連絡を取り、「恵まれない人たちに資金援助したい」「貴金属などを投資すれば資産を増やせる」などと言い、16日に現金200万円と金地金1本(1キロ、2400万円相当)をだまし取った疑い。署によると、58歳の男のリュックに金地金が残されていた。