妻を遺棄か“遺体なき事件” 初公判で夫はすべて「黙秘」

遺体が見つかっていないなか、裁判が始まりました。妻に暴行を加え死亡させた罪などに問われている夫はすべての質問に黙秘です。 ■初公判で夫はすべて「黙秘」 名前も黙秘する異例の人定質問から始まりました。 裁判長 「名前を教えて下さい」 黒木被告 「…」 裁判長 「生年月日も含めて言いたくないですか?」 黒木被告 「…」 裁判長 「人定質問に黙秘権はありませんが、それでも答えたくないですか?」 黒木被告 「…」 17歳年上の妻・いずみさんを暴行し死亡させ、遺体を遺棄した罪などに問われている黒木佳史被告(36)です。 近隣住民 「そもそも夫婦と分からなかった。年が離れているから。親子にしては変やし」 夫婦に何があったのか。話は2年前にさかのぼります。 ■夫は黙秘 年の差夫婦に何が 事件の時系列を見てみます。 2年前の5月、大阪市内の住宅地で「男女の争う声が聞こえた」と通報が入ります。警察が自宅を訪問するも夫婦とは会えていません。 6月に、妻・いずみさんの母親から「連絡が取れない」と相談があり、警察や消防が自宅に入るも、誰もいませんでした。 近隣住民 「一回叫び声が聞こえて、救急車、パトカーが複数台来ていると聞いた。(夫は)不思議は不思議。何の仕事をしているか分からないし、タクシーでよく出掛けるのは見掛けた」 翌日、妻の行方不明者届が出されます。その2日後、夫である黒木被告を岡山で発見。こう話したそうです。 黒木被告 「妻とは5月終わりか6月頭から会えていない。不仲になった。これ以上話すことはない」 そして翌年の2月、夫は死体遺棄の容疑で逮捕されます。逮捕の決め手の一つとなったのが、防犯カメラです。 夫と知人2人が、妻の遺体とみられる大きな荷物を車に運んでいる姿が映っていたということです。 共犯者とみられる夫の知人で30歳の男は、周囲にこう話していたそうです。 共犯者とみられる黒木被告の知人 「(黒木)被告と死体を袋に入れて岡山まで車で運んだ。死体はダムに捨てた」 男はその後、自殺したということです。 遺体が見つからないまま行われた今月19日の初公判。弁護側は、傷害致死と死体遺棄については無罪を主張。 一方、検察側は夫が「妻が動かない。自首する」と知人に話していることなどを指摘しました。 判決は10月20日に言い渡されます。

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