米女優ヘイデン・パネッティーアさん(36)が亡くなった際、元恋人が一緒にいたことが分かった。 18日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)など米メディアは、パネッティーアさんの死亡現場を記録したグリーンビル郡警察の報告書を引用し、サウスカロライナ州のあるアパートでパネッティーアさんが死亡した際、元恋人のブライアン・ヒッカーソンと一緒にいたと報じた。 報告書によると、パネッティーアさんが亡くなる前に最後に目撃された人物の一人はヒッカーソンで、パネッティーアさんが倒れた際には、ヒッカーソンとその弟が911番通報したという。死因は公表されていないが、NYTは匿名を条件に取材に応じた関係者の話として、薬物の過剰摂取による心停止とみられると伝えた。 ヒッカーソンは警察官に対し、パネッティーアさんが死亡時に服用していた薬が入った袋を見せたという。 これに先立ち、16日にパネッティーアさんの突然の死が伝えられた。父親は同日、声明を発表し、「愛する娘の悲劇的な死を伝えることになり、深い悲しみに暮れている」とし、「(娘は)驚くべき輝きと強烈なエネルギーを持った子だった」と述べた。ただ、具体的な死因については明らかにしなかった。 捜査当局は翌日、パネッティーアさんの解剖を終え、その結果「死亡につながる可能性のある外傷の痕跡は確認されなかった」と明らかにした。 警察は、ヒッカーソンがパネッティーアさんの死亡に関与したとの疑いを示していないが、死亡時にヒッカーソンが現場にいた事実が伝えられたことで、2人の交際関係や暴力疑惑などに関する報道が相次いでいる。 パネッティーアさんは2020年、『グッド・モーニング・アメリカ』を通じてヒッカーソンによる暴力行為を告白し、「この男が二度と誰かを傷つけることができないよう、できる限りのことをする」と語った。 今年5月に出版した回顧録『ディス・イズ・ミー:ア・レコニング(This Is Me: A Reckoning)』でも、ヒッカーソンに頬を殴られ、数週間にわたって家の外に出られなかったことや、口論の末にヒッカーソンが拳を振るい、拘束されたことなどを明かした。 ヒッカーソンは2019年5月、パネッティーアさんに暴行を加えてけがを負わせた疑いで逮捕され、2020年2月にもパネッティーアさんの顔を拳で殴った疑いで逮捕された。ヒッカーソンは2021年4月の裁判で容疑を認め、翌年、4年間の保護観察処分を言い渡された。 2人は別れたものの、最近再び連絡を取り合っていたとみられる。 パネッティーアさんの母親は「私たちが長い間、パネッティーアの人生から排除しようとしてきた人物が、あの子が亡くなるまでそばにいた」とし、「それがまさにヒッカーソンだ」と非難の矛先を向けた。 ただ、パネッティーアさんは生前、母親とも疎遠な関係だったとされる。 一方、生後11カ月で広告に出演し、芸能界での活動を始めたパネッティーアさんは、ドラマ『ワン・ライフ・トゥ・リヴ』や『ガイディング・ライト』などで子役として活動した。2000年の映画『タイタンズを忘れない』ではデンゼル・ワシントンと共演し、名前を広めた。 その後、2006年から2010年まで放送されたNBCドラマ『HEROES/ヒーローズ』で、再生能力を持つクレア・ベネット役を演じ、ハリウッドスターとして注目を集めた。また、カントリーミュージックを題材にしたドラマ『ナッシュビル カントリーミュージックの聖地』では、音楽スターのジュリエット・バーンズ役を演じ、2013年と2014年のゴールデン・グローブ賞テレビドラマ部門助演女優賞候補に選ばれた。 パネッティーアさんは回顧録『ディス・イズ・ミー:ア・レコニング』でヒッカーソンによる暴力を告白したほか、10代の頃にマネジャーから渡された薬物による依存症、有名俳優によるセクハラ、産後うつなど、苦しかった過去についても明かし、注目を集めた。